【確認】白髪染めとおしゃれ染めの違い

どうも、こんにちは。アウトドアに憧れるインドア釣り美容師○松浦雅人(@masatolife)です。
牛込神楽坂の美容室Naeで働いています。

ヘアスタイルを中心に髪にまつわる情報のご紹介をしてます。よろしくお願いします。

白髪が多くなってきちゃったんだけど白髪染めにした方がいいのかしら?

白髪染めって一体なんだろう?

こちらに2種類のヘアカラーチャートがあります。
この違いは何かと言いますとメーカも違いますが
左は白髪染め、右はおしゃれ染めのヘアカラーチャートなんです。

白髪染め

おしゃれ染め

パッと見たときの違いはわからないです。

今回はこのカラー剤の違いについてお伝えしていきます。

実際のお客様の状態

実際のお客様で染めた場合にどんな違いになるか見てみましょう。

白髪染め10レベル
60歳ぐらい
白髪率40%ぐらい

おしゃれ染め8レベル
25歳ぐらい
白髪なし

左のお客様が白髪染め、右のお客様がおしゃれ染めなんです。

2名様ともアッシュと言われる赤みを抑えた人気のカラーで染めました。

ぱっと見の違いは全然わかりませんね。

一昔前までは、白髪染めは明るく染められないとか、
白髪は暗めに染めるべきという考え方があったからだと思います。

しかし今は、高齢化も進んでいますし、ヘアカラー剤も
白髪染めの方が売り上げが高い時代です。

メーカーの方は、たぶん、そんな状況もふまえて
明るく、発色がよく、白髪も染まる薬が開発されていると思います。

なので普通の明るさならどちらを使ってもさほど変わらない仕上がりにできるようになりました。

じゃあ何が違うの?

まず大きな違い

構成する染料が違います

先ほどのカラーチャートを見てもらうとわかると思いますが
色の種類は同じぐらいあるけど、
白髪染めは茶色く見えて、おしゃれ染めは鮮やかに見えます。

左が白髪染め、右がおしゃれ染め

白髪染めは白髪に染まりやすく馴染みやすいように、
茶色の染料が多く入っています。

なので、もし同じ人に
おしゃれ染めと、白髪染めをした場合には、
白髪染めの方が暗く感じると思います。

カラーチャートも右のおしゃれ染めの方が14レベルとかなり明るいところまでありますね。

白髪染めというのは、
白髪が30%黒髪が70%均一に混ざってる髪に染めた場合に
綺麗に狙った明るさになるように作られています。

それを計算して薬剤を選んでいるわけですね。

頭っていうのは、顔まわりやトップ、分け目などは白髪が多く、
ネープや後頭部は白髪が少ない人がほとんどです。

こちらのお客様は前髪のあたりがほとんど白。
後ろは80%ぐらい黒ですね。

なので白髪染めでも頭の場所によって薬剤を変えて塗る場合もあるんです。
後ろは10レベル、前は8レベルぐらいで染めて同じぐらいに染まると思います。

根元は白髪染めをして毛先はおしゃれ染めで染めるパターンもあります。

鮮やかさが違います

鮮やかさが違うというのも、
茶色が入っているか、入っていないかが関係してます。

上の写真を見ても右の方が透明感と鮮かさがありますね。

真っ白の人に白髪染めのグレイピンクを使ってもブラウンピンクに染まりますが
おしゃれ染めのピンクを使うと、鮮かなピンクになります。

逆に黒髪の人が鮮かなピンクにしたい時は、白髪に近づくような感じで、
ブリーチをして金髪にしてから染めるわけですね。

まとめ

白髪染めはおしゃれ染めに比べて茶色が多いヘアカラー剤です。

鮮やかさ、透明感を求める人は、白髪があってもおしゃれ染め。

白髪をブラウンに自然に染めたい人は白髪染めで染めます。

またすごく明るくした髪を戻すときにも白髪染めを使う場合もあります。
(あまり使いませんが)

白髪が多くなったから、白髪染めを使わないといけないということもありません。

白髪染めを使ったから暗く仕上がるということもありません。

実際、市販のヘアカラーでもなんとなくは染めることはできますが、
美容室では、お客様の状態、希望を見て美容師が考えて、多くのヘアカラー剤の中から
白髪染めを使ったり、おしゃれ染めを使ったり、混ぜてみたりするわけです。

まずはお気軽にご相談ください